温暖化に深く関連する問題として注目されている二酸化炭素の排出量。(CO2)
果たして、本当にそうなのだろうか?
以下
出典: キャノングローバル戦略研究所 杉山大志様 「明日への選択」(令和4年3月号)掲載より一部抜粋(杉山様にも掲載許可を頂いております)

北極グマは温暖化で海氷が減って絶滅すると騒がれましたが、今では逆に増加しています。
海抜数メートルのサンゴ礁の島々が温暖化による海面上昇で沈んでしまうと言われましたが、現実には沈没していません。サンゴ礁は生き物なので海面が上昇するとそのぶん速やかに成長するからで、逆に拡大している島もあるほどです。

 

非常に大雑把な話をしますと、地球の大気中のCO2濃度は現在約410ppmで、産業革命前の1850年頃の280ppmに比べて約5割増えています。一方、地球の平均気温は産業革命前に比べて0.8℃上昇しました。日本の気温上昇は過去百年当たりで0.7℃。これは気象庁が発表している公式の数字です。

 

ですから、気温が上昇し地球が温暖化していることは事実なのです。しかし、この気温上昇がどの程度CO2の増加によるものかはよく分かっていません。
最近、猛暑になるたびに「地球温暖化のせいだ」と言われますが、事実はまったく違います。日本の気温上昇が100年で0.7℃ですから、1990年から2020年までの30年間では0.2℃程度上昇したことになります。しかし、0.2℃といえば体感できるような温度差ではありません。2018年に気象庁は「熊谷(埼玉県)で最高気温が国内の統計開始以来最高となる41.1℃になった」と発表しましたが、地球温暖化がなければ熊谷は40.9℃だった、という程度の違いです。地球温暖化はごくわずかに気温を上げているに過ぎないのです。

 

結局、温暖化はゆっくりとしか進んでいないし、その影響で災害が増加しているわけでもない。温暖化の理由の一部はCO2ですが、それ以外の要因も大きく、CO2の大幅排出削減は「待ったなし」ではない。これが温暖化の科学的知見だと言えるでしょう。

 

猛暑の原因は別にあります。気象庁は夏の高気圧の張り出し具合などの自然現象と、都市熱による影響の2つを挙げています。都市熱についていえば、都市化によってアスファルトやコンクリートによる「ヒートアイランド現象」が起こり、家やビルが建て込むことで風が遮られる「ひだまり効果」も出ます。こうした都市熱によって東京は既に約3℃も気温が上がっているのです。東京から離れた伊豆半島の石廊崎では1℃も上がっていませんが、これが地球温暖化による日本全体の気温上昇(0.7℃)に対応する数字と言えます。温暖化が原因で猛暑になっているわけではないのです。

 

以下当研究所調べ
熱心な環境活動をされている方のために世界の二酸化炭素の排出量を貼付します

トップは中国106.5億トンで全世界の31.7%

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出典: 国際エネルギー機関(IEA)「Greenhouse Gas Emissions from Energy」 2023 EDITIONを基に環境省作成

 

※IEA(International Energy Agency:国際エネルギー機関)といっても、どこまで本当の数字なのか怪しいもんだと考えていますが。
それはともかく、中国とアメリカだけで45.3%を占める。

 

日本は3.0%!!その日本が懸命になってCO2の排出量を減らしたとして、どれだけ温暖化がくいとめられるのか疑問である。※中国なんてやる気もないし、アメリカでも意見が分かれている。
ロシア・ウクライナの戦争やパレスチナ・イスラエルの戦争、その他各地で起きている紛争問題を解決する方がよっぽど人に優しく、環境に良いと思うのだが・・・

 

ちなみに、主な国別一人当たりエネルギー起源CO2排出量(2021年)も併記しておきますね
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出典: 国際エネルギー機関(IEA)「Greenhouse Gas Emissions from Energy」 2023 EDITIONを基に環境省作成

 

この問題は奥が深く専門外なので、とりあえずこの程度に留めておきますが、どうしてもCO2排出量を減らさなければいけないというのならば、個人的には日本のCO2排出量より、中国・アメリカさんをなんとかしろよと思ってしまう。(怒られるかな?笑)

 

追伸 秋田県とほぼ同じ面積のワールドカップ開催国カタールは何故こんなに多いのだろうか?
当研究所では、ストーンペーパーを研究するためのサイトです。環境にご興味のある方は、是非ご自身で調べてみてくださいませ・・・

 

それよりもストーンペーパー!!あの高級感のある独特な手触りを、是非味わって頂きたいと願うところが当研究所でございます。

2024年3月末